在庫について

2017年07月21日

在庫の話ですが、商品は売れて初めて会社にお金として入ってきます。在庫をかかえたままでは、何もお金は入ってきません。しかも、商品を仕入れるためには当然お金を払います。商品在庫はモノであるため、ついついお金ではないと思いがちになりますが、あくまでお金を払って仕入れたモノである為、在庫は当然お金が変形したものだととらえておくべきなのです。そのため、「在庫は金だ」といわれるのです。
しかし、商品を抱えて持っていてもお金に替わるわけではありません。また、在庫をかかえて持っていて自分の会社で消費できるのでしたら少しは意味があるのでしょうが、使いもしない商品在庫をかかえることほど無駄なものはないといえます。そのため、売れる先を見込んだ在庫を持つべきなのです。これだけ売れるだろうという機会を失わないために、ある程度の在庫をかかえるのは商売の基本でやむをえない場合もあります。しかし、それでもその在庫が売れ残ったら、廃棄するしかありません。見方を変えれば、お金をどぶに捨ててしまうともいえます。そのため、在庫の廃棄リスクはできうる限り避けるべきなのです。
また、在庫をかかえるということは、そのためのスペースを潰してしまうという事になりかねません。倉庫を借りていれば、余分な在庫は倉庫代の無駄に繋がるということです。
適正在庫を管理するためには、まず頭だけに頼る在庫管理ではなく、商品を仕入れた段階で在庫の受け入れをし、払い出した段階で在庫の移動なりを処理していくことが必要です。そのためにも、在庫管理システムを導入していくことも考えていく必要があるのではないでしょうか?
小売においては、POSシステムを通じたか在庫管理というのも一つの効率した在庫管理の進め方ともいえるのかもしれませんね。

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Posted by 山本公認会計士・税理士事務所 at 08:06 │Comments( 0 ) 会計
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