自計化について

山本公認会計士・税理士事務所

2014年02月05日 12:00

自計化を行うのは、会社にとっては非常に有意義なことだと考えます。

会計は、会計事務所に完全に任せている場合、決算後でしか会社の業績が把握できず、売上、仕入及び経費からだいたいの金額を把握するだけでしかなく、節税などの税務対策もついつい後手後手に回ってしまいできなくなります。

自社で、記帳を行う場合、適時に会社の業績を把握できるようにになるため、上記の節税対策も機動的に行うことができます。

それに、月次での状況を把握することで投資の判断についても金額での予測を行いながらすることが可能になります。

会計事務所には月次の決算を行う場合においては月次でのレビューをお願いするなどして適時の判断をお願いすることが望ましいと思います。

毎月、会計事務所にいつもとは違うことについては伝えておかないと決算でのチェックの段階で問題が発見されるケースも出てきます。
これは、自計化する上での問題点ですかね。

そのため、自計化するから顧問料はいらないということにはならないと思います。自計化をしても、毎月の会計事務所でのチェックをお願いしない限りは会社での判断ミスは見つからないと思いますし・・・。

結局、自計化=会計事務所に対する経費削減とはいかないんですね。

適時な判断が可能であるとの考えをもって、自計化を行うのがいいのでしょう。


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